長谷川あかりさんの「2種のスパイス唐揚げ」を作ってみた。パプリカと花椒、2つの味を食べ比べ
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ここのところ、唐揚げの動画ばかり見ていました。その中で「これは作りたい」と思ったのが、Pen magazine の「金曜、23時の台所」で、料理家の長谷川あかりさんが作っていた「2種のスパイス唐揚げ」です。
- 動画: 長谷川あかり直伝! 2種の時短スパイス唐揚げ【金曜、23時の台所】(Pen magazine)
この記事のレシピは、長谷川あかりさんのものです。 分量と作り方は動画と説明欄にまとまっているので、作るときはそちらを見てください。ここでは、動画を見ながら作ってみた僕の記録と、使った調味料の選び方を書きます。
作ったのは2つの味
動画では、塩で下味をつけた鶏肉を2つに分けて、それぞれ違うスパイスで味をつけます。
- パプリカ: パプリカパウダーとにんにく。写真で赤く色づいているほう
- 花椒: 花椒と生姜と黒酢
動画で使っているのは日本の黒酢ですが、僕は家にあった鎮江香酢(ちんこうこうず)で代わりにしました。花椒も家にあったものです。パプリカパウダーだけは、スペイン産のものを買いました。
フライパンで揚げ焼き
揚げ方も動画のとおり、フライパンで揚げ焼きにしました。揚げ鍋を出さなくていいのはうれしいところです。揚がったものは網付きのバットに上げて油を切り、レモンを添えました。
食べ比べてみて
まずは2つに共通するところ
揚げ焼きでも、衣は外がカリッと仕上がりました。中の肉はジューシーで、たっぷりの油で揚げなくても唐揚げらしい食感になります。
揚げたてだけでなく、時間がたって冷めてからも食べましたが、冷めてもおいしかった。動画の目次にも冷めてからの話があるので、作り置きしたい人は見ておくといいと思います。
それから、これはお酒のつまみによく合う唐揚げでした。
パプリカは、香りがいい
パプリカの唐揚げで良かったのは、香りです。見た目は赤くて目を引きますが、食べてみていちばん印象に残ったのは、色より香りのほうでした。
パプリカパウダーは辛みがほとんどないので、辛さで押す味ではありません。香りで食べさせる唐揚げ、という感じです。
花椒と鎮江香酢は、さっぱりして新鮮
花椒と鎮江香酢の唐揚げも、とてもおいしかった。鎮江香酢のフルーティーな香りがあって、酸味のおかげで揚げものなのにさっぱり食べられます。
花椒のしびれは、ほんのり感じるくらいでした。しびれが強すぎないので、花椒に慣れていない人でも試しやすい味だと思います。
下味に酢を入れた唐揚げは、今まで作ったことがありませんでした。なので、この味は新鮮でした。
僕の好みはパプリカ
どちらもおいしかったうえで、僕がいちばん気に入ったのはパプリカでした。
また作るとしても、今回の作り方のままでいいと思っています。黒酢を日本のものに替えたり、パプリカを増やしたりしなくても、十分おいしかったので。
同じ鶏肉と衣でも、スパイスを替えるだけで別の料理の顔になります。2つを並べると、その違いがよくわかります。
動画で見ておきたいところ
作る前に、次のあたりを見ておくと迷いません。時間を押すと、そこから再生されます。
- 黒酢の話。動画で使っているのは坂本醸造の「鹿児島の黒酢」です
- 揚げ方のポイント
- パプリカパウダーの量について
- 冷めてからの唐揚げの話
3つの調味料の選び方
ここからは、この唐揚げに使う調味料の選び方です。どれもスーパーの棚では見かけにくいので、通販で買うことが多いと思います。下の値段は、姉妹サイトの底値帳が毎朝記録しているものです。
パプリカパウダーは「甘口・スモーク・辛口」
パプリカはとうがらしの仲間ですが、スパイスとして売られているパウダーの多くは、辛みがほとんどない甘口です。色と香りをつけるためのスパイスと考えるとわかりやすいです。
選ぶときに見ておきたいのは、次の3つの違いです。
- 甘口(スイート) — いちばんよく見かけるもの。辛みはほとんどない
- スモーク — 燻製にしたもの。スペイン産の「ピメントン」に多く、燻した香りがはっきりつく
- 辛口(ホット) — 辛みのあるもの
迷ったら、まずはふつうの甘口からがいいと思います。スモークは香りが強いので、唐揚げに使うと別の料理に寄っていきそうです。
僕が使ったのは Amazon で買ったスペイン産のもので、底値帳では記録していません。楽天で買えるものから、甘口とスモークを1つずつ載せておきます。
花椒は「ホール」で買うと香りが長持ち
花椒(ホアジャオ)は、四川料理に使う山椒の仲間です。舌がしびれるような辛さと、柑橘に似た香りがあります。
売られている形は、粒のままのホールと、挽いたパウダーの2つです。パウダーはすぐ使えて手軽ですが、挽いたものは香りが飛びやすいと言われます。ホールを買って、使う分だけミルで挽いたり、包丁の腹でつぶしたりすると香りが立ちます。
また、ふつうの赤い花椒のほかに青花椒もあります。香りの系統が少し違い、四川料理の緑色のソースに使われるのは青花椒です。
日本の黒酢と鎮江香酢は別のもの
どちらも黒っぽいお酢ですが、原料も産地も違います。
- 日本の黒酢 — 米(玄米など)を原料に、時間をかけて発酵・熟成させたお酢。動画で使っているのはこちら
- 鎮江香酢 — 中国の江蘇省・鎮江の名物のお酢。もち米と小麦ふすまを原料にしている。中国では水餃子のたれなどによく使われる
僕は鎮江香酢で作りましたが、動画と同じ味にしたいなら日本の黒酢を選ぶのが確実です。鎮江香酢は小麦を原料に使っているものが多いので、気になる人は原材料も確かめておくと安心です。
余ったスパイスの使い道
唐揚げ1回では使い切れないので、ほかの使い道も書いておきます。どれもよく知られた使い方です。
- パプリカパウダー — ローストしたじゃがいもや、卵料理、スープに振ると色がきれいに出る
- 花椒 — 麻婆豆腐の仕上げ、炒めものの香りづけ。塩と合わせて花椒塩にしておくと、揚げものにそのまま使える
- 鎮江香酢 — 餃子のたれ、酢豚、黒酢あんかけ
まとめ
- 長谷川あかりさんの「2種のスパイス唐揚げ」を、動画を見ながら作った。作り方は動画で
- 揚げ焼きでも外はカリッと、中はジューシー。冷めてもおいしく、お酒のつまみによく合う
- パプリカは香りがいい。花椒と鎮江香酢は、しびれがほんのりで、フルーティーな香りと酸味でさっぱり
- どちらもおいしかったうえで、僕の好みはパプリカ
- パプリカは甘口・スモーク・辛口、花椒はホールとパウダー、黒酢と鎮江香酢は別もの。この3つを押さえておくと選びやすい
いつもの唐揚げに飽きてきたら、スパイスのほうを替えてみてください。



