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長谷川あかりさんの「2種のスパイス唐揚げ」を作ってみた。パプリカと花椒、2つの味を食べ比べ

なおや
2026.10.31

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ここのところ、唐揚げの動画ばかり見ていました。その中で「これは作りたい」と思ったのが、Pen magazine の「金曜、23時の台所」で、料理家の長谷川あかりさんが作っていた「2種のスパイス唐揚げ」です。

この記事のレシピは、長谷川あかりさんのものです。 分量と作り方は動画と説明欄にまとまっているので、作るときはそちらを見てください。ここでは、動画を見ながら作ってみた僕の記録と、使った調味料の選び方を書きます。

作ったのは2つの味

動画では、塩で下味をつけた鶏肉を2つに分けて、それぞれ違うスパイスで味をつけます。

  • パプリカ: パプリカパウダーとにんにく。写真で赤く色づいているほう
  • 花椒: 花椒と生姜と黒酢

動画で使っているのは日本の黒酢ですが、僕は家にあった鎮江香酢(ちんこうこうず)で代わりにしました。花椒も家にあったものです。パプリカパウダーだけは、スペイン産のものを買いました。

フライパンで揚げ焼き

揚げ方も動画のとおり、フライパンで揚げ焼きにしました。揚げ鍋を出さなくていいのはうれしいところです。揚がったものは網付きのバットに上げて油を切り、レモンを添えました。

食べ比べてみて

まずは2つに共通するところ

揚げ焼きでも、衣は外がカリッと仕上がりました。中の肉はジューシーで、たっぷりの油で揚げなくても唐揚げらしい食感になります。

揚げたてだけでなく、時間がたって冷めてからも食べましたが、冷めてもおいしかった。動画の目次にも冷めてからの話があるので、作り置きしたい人は見ておくといいと思います。

それから、これはお酒のつまみによく合う唐揚げでした。

パプリカは、香りがいい

パプリカの唐揚げで良かったのは、香りです。見た目は赤くて目を引きますが、食べてみていちばん印象に残ったのは、色より香りのほうでした。

パプリカパウダーは辛みがほとんどないので、辛さで押す味ではありません。香りで食べさせる唐揚げ、という感じです。

花椒と鎮江香酢は、さっぱりして新鮮

花椒と鎮江香酢の唐揚げも、とてもおいしかった。鎮江香酢のフルーティーな香りがあって、酸味のおかげで揚げものなのにさっぱり食べられます。

花椒のしびれは、ほんのり感じるくらいでした。しびれが強すぎないので、花椒に慣れていない人でも試しやすい味だと思います。

下味に酢を入れた唐揚げは、今まで作ったことがありませんでした。なので、この味は新鮮でした。

僕の好みはパプリカ

どちらもおいしかったうえで、僕がいちばん気に入ったのはパプリカでした。

また作るとしても、今回の作り方のままでいいと思っています。黒酢を日本のものに替えたり、パプリカを増やしたりしなくても、十分おいしかったので。

同じ鶏肉と衣でも、スパイスを替えるだけで別の料理の顔になります。2つを並べると、その違いがよくわかります。

動画で見ておきたいところ

作る前に、次のあたりを見ておくと迷いません。時間を押すと、そこから再生されます。

  • 黒酢の話。動画で使っているのは坂本醸造の「鹿児島の黒酢」です
  • 揚げ方のポイント
  • パプリカパウダーの量について
  • 冷めてからの唐揚げの話

3つの調味料の選び方

ここからは、この唐揚げに使う調味料の選び方です。どれもスーパーの棚では見かけにくいので、通販で買うことが多いと思います。下の値段は、姉妹サイトの底値帳が毎朝記録しているものです。

パプリカパウダーは「甘口・スモーク・辛口」

パプリカはとうがらしの仲間ですが、スパイスとして売られているパウダーの多くは、辛みがほとんどない甘口です。色と香りをつけるためのスパイスと考えるとわかりやすいです。

選ぶときに見ておきたいのは、次の3つの違いです。

  1. 甘口(スイート) — いちばんよく見かけるもの。辛みはほとんどない
  2. スモーク — 燻製にしたもの。スペイン産の「ピメントン」に多く、燻した香りがはっきりつく
  3. 辛口(ホット) — 辛みのあるもの

迷ったら、まずはふつうの甘口からがいいと思います。スモークは香りが強いので、唐揚げに使うと別の料理に寄っていきそうです。

僕が使ったのは Amazon で買ったスペイン産のもので、底値帳では記録していません。楽天で買えるものから、甘口とスモークを1つずつ載せておきます。

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花椒は「ホール」で買うと香りが長持ち

花椒(ホアジャオ)は、四川料理に使う山椒の仲間です。舌がしびれるような辛さと、柑橘に似た香りがあります。

売られている形は、粒のままのホールと、挽いたパウダーの2つです。パウダーはすぐ使えて手軽ですが、挽いたものは香りが飛びやすいと言われます。ホールを買って、使う分だけミルで挽いたり、包丁の腹でつぶしたりすると香りが立ちます。

また、ふつうの赤い花椒のほかに青花椒もあります。香りの系統が少し違い、四川料理の緑色のソースに使われるのは青花椒です。

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日本の黒酢と鎮江香酢は別のもの

どちらも黒っぽいお酢ですが、原料も産地も違います。

  • 日本の黒酢 — 米(玄米など)を原料に、時間をかけて発酵・熟成させたお酢。動画で使っているのはこちら
  • 鎮江香酢 — 中国の江蘇省・鎮江の名物のお酢。もち米と小麦ふすまを原料にしている。中国では水餃子のたれなどによく使われる

僕は鎮江香酢で作りましたが、動画と同じ味にしたいなら日本の黒酢を選ぶのが確実です。鎮江香酢は小麦を原料に使っているものが多いので、気になる人は原材料も確かめておくと安心です。

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余ったスパイスの使い道

唐揚げ1回では使い切れないので、ほかの使い道も書いておきます。どれもよく知られた使い方です。

  • パプリカパウダー — ローストしたじゃがいもや、卵料理、スープに振ると色がきれいに出る
  • 花椒 — 麻婆豆腐の仕上げ、炒めものの香りづけ。塩と合わせて花椒塩にしておくと、揚げものにそのまま使える
  • 鎮江香酢 — 餃子のたれ、酢豚、黒酢あんかけ

まとめ

  • 長谷川あかりさんの「2種のスパイス唐揚げ」を、動画を見ながら作った。作り方は動画で
  • 揚げ焼きでも外はカリッと、中はジューシー。冷めてもおいしく、お酒のつまみによく合う
  • パプリカは香りがいい。花椒と鎮江香酢は、しびれがほんのりで、フルーティーな香りと酸味でさっぱり
  • どちらもおいしかったうえで、僕の好みはパプリカ
  • パプリカは甘口・スモーク・辛口、花椒はホールとパウダー、黒酢と鎮江香酢は別もの。この3つを押さえておくと選びやすい

いつもの唐揚げに飽きてきたら、スパイスのほうを替えてみてください。

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なおや
趣味で料理にとことんこだわる派。スパイスからカレーを、生地からパンやピザを作る。道具集めも好き。スミカワークでは本格レシピを担当。

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